"デシネ・コラム/dessinee column " について


東京渋谷の鶯谷町に実店舗を持つ、セレクトショップ『デシネ・ショップ (dessinee shop)』のコラムページです。現在、毎月のオススメ・アイテムをご紹介している『dessinee monthly recommend』と、コラムの『complesso』と『Special Topics』という3つのコンテンツがあります。


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毎月のオススメアイテム一覧 "disques dessinee monthly recommend"


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デシネ・ショップが特にオススメしているアイテムを、月ごとの一覧でご紹介しています。チェック漏れが無いか、気軽にご確認下さい。


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特集ページ "Special Topics / スペシャル・トピックス"


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デシネが推薦するレーベル、アーティスト、デザイナー、ブランド、またレコード/CDのアクセサリーや、お役立ちアイテムなどをピックアップしてご紹介する"特集ページ"です。(現在、お休み中です)

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音楽コラム "complesso"

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スタッフによる音楽コラムです。普段、ショップで紹介&販売しているステキな音楽達を、いつもとは違った視点で、あるいは新しい切り口で、軽快な文章に乗せて紹介してしまおうと言う
(願望の元にスタートした)読み物ページです。(現在、お休み中です)


2010年5月31日 16:47

音楽コラム"complesso"#6

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-『手前味噌』とは自分の家で作った味噌の味を自慢すること。自分で自分のことを誇ることである-

自分自身の事では何も誇るような事は無い僕ですが、プロダクション・デシネでリリースさせてもらっているアーティストや、その素晴らしい作品達は"声を大にして""自分のことのように"自慢したいんです(だから、一所懸命リリースを続けているのです)。と言う事でプロダクション・デシネの2009年、やや頑張りましたので、おさらいしてみます...。


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(1.) Ray Wonder - Good Music Plus (PDCD023 / VSCD9354 \ 2,520-)
プロダクション・デシネ、2009年の幕開けは、僕がレーベル設立時から(勝手に)夢見ていた、僕にとっての伝説の最強バンド"レイ・ワンダー"からスタート。僕も人並みか、人並み以上に色んな音楽を聴いて来ましたが、彼等のスゴさは断トツ。もはやロックバンドとして"どう"、とかの次元では無いのです...。まさしく"グッド・ミュージック"なのです。ちなみに、この作品以降の、プロダクション・デシネのリリースのジャンルは全て"グッド・ミュージック"に決定しました(笑)。詳しくはCD帯の下の方をご覧下さい。

(2.) The Clown - Clownism (Japanese Deluxe Edition) (PDCD024 / VSCD9355 \ 2,730-)
このアルバムは、一生かけて売り続けたい、かも。今ままでリリースした作品は全部大好きで、だからこそリリースさせてもらっているのですが、この作品だけは別格かも知れません...。

(3.) Ray Wonder - Superwonder (The Best of Ray Wonder) ( PDCD025 / VSCD9356 \ 2,520-)
まさしく彼等は"スーパーワンダー"。自分にとっての"ベスト"バンドの、さらに究極のベスト盤。もう、どうしたら良いんでしょう.ジャケットも間違いなく"スーパーワンダー"です。

(4.) Hank - The Family Album (PDCD026 / VSCD9357 \ 2,520-)
「Cad III」のイントロの時点で笑いが止まりません。ヘンリックが天才なのは知っていましたが、ちょっと神がかっていると言う事を知りました...。

(5.) Giorgio Tuma - My Vocalese Fun Fair (PDCD027 / VSCD9358 \ 2,415-)
(6.) Giorgio Tuma - Uncolored (Swing'n'pop around Rose) (PDCD028 / VSCD9359 \ 2,415-)
南イタリアが生んだ"ピュア"な天才SSW、ジョルジオ。まさか今のイタリアからこんな才能が出て来るとは...。この人は、まだまだ伸びて行くんでしょうね...。楽しみ過ぎます。


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(7.) Cravo & Canela - Preco de Cada Um (PDCD029 [PDCD007] / VSCD9360 \ 2,730-)
ピエール・マイゼロワ、ビアギッテ・ルゥストゥエアに続く再リリース作品。良いモノはマイナーでも売れる、と言う事を再び実感させてもらいました。国産のハイクオリティ印刷で表現された紙ジャケットも最高ですネ。

(8.) Roberto Pregadio - Alle Tastiere (PDCD031 / VSCD9362 \ 2,730-)
昨年のモニカ・ドミニクに続く、僕の長年の愛聴盤を奇跡の復刻。マスターテープがオフィスに届いた瞬間の喜びは言葉に出来ません。流行り廃りに関係無く、いつまででも聴いて頂ける名作だと思います。やや偉業...?

(9.) Victor Sabas Quartet - A Pou Zot... (PDCD032 / VSCD9363 \ 2,730-)
全く無名の"名作"。音だけで勝負すると言うのは、プロダクション・デシネにとっては"全然"当たり前の事ですが、この作品は、ホントに誰も知りませんでした(笑)。しかも、権利交渉も2度流れて3度目の正直で遂にクリア。その心意気も合わせて聴いて頂きたいです。

(10.) V.A.(Compiled by Masao MARUYAMA) - musique dessinee 03 ~ Essence (PDCD033 / VSCD9364 \ 2,835-)
少し遅くなりましたが、シリーズ3作目が出来ました。沢山の人に「次はいつ?」、「楽しみにしてるよ」のお声を頂きました。ありがとうございました。と言う事で、今回もマイペースに期待はずれな作品が完成しました(笑)。しかし、収録曲は、いずれも"ホント"の名曲ばかりと信じます。素直な耳で聴いてもらえると嬉しいです。

(11.) Martin Haak Kwartet - Retouch (PDCD034 / VSCD9365 \ 2,730-)
2009年の最も"粋"な逸品になりました。難しい事は何もありません、ただただ美しく感動的な「For no one」の名カヴァーに耳を傾けてみて下さい。

(12.) Swissy - She Smiles (PDCD035 / VSCD9366 \ 2,415-)
2009年最大の衝撃。「Rainy Days」に心底驚き、「How It All Started」で号泣する。こんなに良い作品、もう二度と出会えないんじゃないかと心配です。でもま、これがあればもう良いような気もしますけど。ディスク・デシネの全てのお客さんに聴いてもらいたい、と言うか世界中の音楽好きに聴いてもらいたいです。

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2009年のプロダクション・デシネのリリースは全11タイトル。どちらかと言えば僕は、ディスク・デシネでのバイヤー業とかが本職なので、その隙間を縫って結構働いたなぁ... と言うのが、率直な感想です。当たり前の事ですが、どの作品も素晴らしく、是非とも色んな人達に耳を傾けてもらえればなぁと思っています。残念ながらプロダクション・デシネは、所詮は地方の弱小インディレーベルです。大きな力や知名度、財力は皆無です。それでも僕は、自分が受けた感動をちょっとでも他の人に伝えられればと思いこのようなリリースを続けています。なので、少しでもウチの作品を気に入ってくれたリスナーの皆さんが、"マイナーだけどこんな作品があるよ"、と広げて行ってくれれば嬉しいです。いつまで続けれるかは分かりませんが、今後とも何卒宜しくお願いします。

プロダクション・デシネ 丸山 雅生 (2009.12.29)



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2010年5月30日 19:15