デシネの音楽コラム"complesso"

 

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What's 『 complesso 』?


『 complesso 』は、ディスク・デシネ・スタッフによる音楽コラムです。
普段、ショップで紹介&販売しているステキな音楽達を、いつもとは違った視点で、
あるいは新しい切り口で、軽快な文章に乗せて紹介してしまおうと言う
(願望の元にスタートした)読み物ページです。

もちろんスタッフそれぞれの感覚やセンスによる編集ですので、
人それぞれ/十人十色な内容になるかと思います。
ので皆様もあまり肩肘張らずにお楽しみ頂ければ幸いです。

特に細かいルールを設けている訳ではありません。
もしルールがあるとすれば、それはディスク・デシネのポリシーと全く同じ、
『自分の大好きな音楽』を取り上げる事です。

ショッピングの合間にでも、気楽にお楽しみ下さい ...
あ、もし気に入ったのがあったら、是非ともご購入下さいネ!
ささやかなお願いデス ...

ディスク・デシネ 代表 丸山 雅生 (2008.05.17)

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list_6.jpgC09.『亜細亜通信 vol.1』 by 小田



list_bucknumber.gifC08.『2010...(手前味噌版)』 by 丸山

C07.『2010...(通常版)』 by 丸山

C06.『2009...(手前味噌版)』 by 丸山

C05.『2009...(通常版)』 by 丸山

C04.『うちカフェ』 by 橋田

C03.『2008』 by 丸山

C02.『雨』 by 橋田

C01.『青メロ(その1)』 by 丸山




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2011年2月11日 20:25

音楽コラム"complesso"#9

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"アジアの音楽"と聞いて皆様はどのような音楽を想像しますか?シタールやタブラを用いた民族音楽?もしくは日本の音楽市場でも人気の高いK-POPのアイドル達?もちろんアジアの民族音楽や、K-POPアイドル達の音楽も"アジアの音楽"です。そしてそういう音楽の方が世間一般的には"アジアの音楽"としての認知度は高いはずです。
ただそれは"アジアの音楽"のほんの一角にすぎません。日本でも様々な音楽が生まれているように、きっと認知度は低くても様々なジャンルの素晴らしい作品が日々生まれ続けているはずなのです。(これは世界中に関して言えますが)

ディスク・デシネでは"素敵な音楽との出会い"を日々追い求めている訳ですが、"アジアの音楽"もその例外ではありません。"素敵な音楽"を追い求めた結果、出会った音楽がたまたまアジアの音楽だったというだけのことなのですが、僕らが知らないだけでアジアにも素晴らしいアーティストが沢山いるんだなぁと日々感動させられます。
と言う訳で今回は、「アジアにも素晴らしいアーティストがいっぱい居ますよー!」と言うコトをお伝えすべく、ディスク・デシネがオススメするアジアの素敵な音楽を国ごとにご紹介させて頂こうと思います。僕の紹介文はさておき、是非いろいろ試聴してみてくださいね。

complesso06_1.jpg (1.) アディティア・ソフィアン - クワイエット・ダウン (production dessinee)
たった一人、"弾き語り"というとってもシンプルな手法で吹き込んだ作品。良いメロディと素敵な歌声、この二つだけで感動を与えてくれる名作です。祝・日本盤リリース!

(2.) Endah N Rhesa - Look what we've found (Endah N Rhesa)
こちらは夫婦二人で吹き込んだ作品。どこまでも爽やかなアコースティックポップですが、Endahのキュートなボーカルとそれに応え歌うようなRhesaのベース、ふたりの息ピッタリなアットホームな雰囲気が素敵です。

(3.) Mocca - Colours (Beatball Records)
お次は4人組。瑞々しく溌剌としたサウンドが素敵ですが、何と言ってもボーカルArinaの透き通るような歌声が素晴らしいです。韓国ではCMに起用されたりと、実は本国以上に人気があるとか無いとか...。

(3.)Maliq & D'essentials - Mata hati telinga (Organic Records)
Maliq & D'essentials - The Beginning of a beautiful life (Organic Records)
さらに増えて7人組。都会的なグルーヴとどこか青さの残るピュアな感じがたまりません。そしてジャケットのこだわり様が凄い。全てにおいてハイセンス過ぎません?衝撃的!

complesso06_2.jpg (5.) スウィッシー - シー・スマイルズ (production dessinee)
"プロダクション・デシネ史上最高の歌声"。昨年の来日時には生で聴けて本当に感動しちゃいました。リクエストしたオーストラリアのバンド"Frente!"のカバーを演ってくれたのは嬉しすぎました。

(6.) The Camerawalls - Bread and circuses (Lilystars Records)
ここに挙げているどの作品よりも"アジア"な雰囲気は感じさせないかも。中性的な歌声も素敵な、驚くほどに洗練された極上ポップスでスッゴイんですこのバンド。

complesso06_2.jpg (7.) Estrella - ST (2007) (Laguna Music)
青く清々しい名曲「Stay」がスゴい。これをキライな人っているんでしょうか...?惜しくも解散してしまっていますが、Liyanaちゃんのソロ活動も着々と進行中だそうで楽しみです。

(8.) Yuna - Decorate (Yuna Room Music)
スカーフを現代風にスタイリッシュに着こなしてしまう姿からも垣間見れる、異国情緒と洗練された都会のセンスを併せ持つ彼女。切ないメロディと透き通るような歌声が心に響きます。

complesso06_2.jpg (9.) Yeongene - Me and my burt (Beatball Records)
ブロッサム・ディアリーを敬愛してやまないと言う彼女のウィスパーボイスと、お馴染みバカラックの素敵なメロディの融合。悪くなる訳無いです。マリ・ペルセンの韓国盤ライナーを彼女が手掛けたというのも納得。

(10.)Julia Hart - Hot Music (Stone Age)
韓国から届いたグラスゴーサウンド?な音を聴かせてくれる彼らは、韓国のTeenage Fanclubとも呼ばれているそう。キラキラしたギターと胸キュンメロディがあれば、国なんて関係無く素敵な音楽になるんです。

(11.) The Black Skirts - 201 (Doggy Rich)
もうジャケットから何からインパクトのかたまり!「こんなバンド他にいますか?」って聞かれたら、確実に「居ませんっ」と答えます。スゴイ!製作中の新作にも期待大。

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いかがでしたか?恐らくどれも皆様が持っている"アジアの音楽"のイメージとは違っていたのではないでしょうか?
アジアには知られていないけどこんなに素敵な作品があるんです。

さて、これだけ紹介しておいて言うのも何ですが実はこれらの作品はアジアである必要は一切無いんです。どこの国、いつの時代に鳴っていようと素晴らしいそんな音楽達なんです。そして本当に嬉しいのは、これらも"氷山の一角"に過ぎないと言うコト。きっと今も素晴らしい音楽が生まれている、もしくは過去に吹き込まれた素敵な音楽がどこかに眠っている。そう思うと楽しいですよね。次回はいつになるかわかりませんが、今後もアジアの素敵な作品をドンドン紹介して行きたいと思いますので「亜細亜通信 vol.2」にご期待下さい!

ディスク・デシネ / 小田 裕樹 (2011.02.11)

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2011年2月 8日 12:48

音楽コラム"complesso"#8

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PDLP006_500

-『手前味噌』とは自分の家で作った味噌の味を自慢すること。自分で自分のことを誇ることである-

自分自身の事では何も自慢するような事は無い僕ですが、レーベル「プロダクション・デシネ」でリリースさせてもらっているアーティストや、その素晴らしい作品達は"声を大にして""自分のことのように"自慢したいんです(だから、一所懸命リリースし、色んな人達に聴いてもらいたいと思っています)。と言う事で、「プロダクション・デシネ」の2010年、結構頑張りましたので、振り返ってみます。


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(1.) Pierre Cammas - Le Piano de Pierre Cammas
ピエール・カマス 『ル・ピアノ・ドゥ・ピエール・カマス』(PDCD036/VSCD9367 ¥2,730)
春の香り漂うフレンチジャズの知られざる名盤。権利関係のクリアも"相当"大変でしたが、長年の夢が一つ叶いました。聴く度にウキウキ出来る名盤です。

(2.) Jean-Pierre Fouquey - Railroad
ジャン・ピエール・フーケ 『レイルロード』 (PDCD037/VSCD9368 ¥2,730)
迫力の電車ジャケットも抜群。美しい旋律満載の名盤です。これはジャケットのデザインでさり気なく頑張っています。誰も気付いて無いと思うけど(笑)。

(3.) Birgit Lystager - Ready to meet you
ビアギッテ・ルスゥトゥエア 『レディ・トゥ・ミート・ユー』 (PDCD038/VSCD9369 ¥2,730)
ビアギッテの1970年代の3部作も念願でした。しかも、肝心なのはイイ音でやるって事。ジャケットも会心の出来映えでした(自画自賛)。

(4.) Birgit Lystager - Love's Labyrinth
ビアギッテ・ルスゥトゥエア 『ラブズ・ラビリンス』 (PDCD039/VSCD9370 ¥2,730)
ジャケットの色見が意外に難しくて難航した1枚です。最終的には納得の仕上がりで、ビアギッテにも(すっごく)誉めてもらいました。

(5.) swissy - rainy days e.p.
スウィッシー 『レイニー・デイズ・イー・ピー』 (PDSP002[アナログ盤] ¥1,470)
久々のアナログ盤。スウィッシーと言う才能との出会いは嬉しい反面、恐ろしさも。だって、こんな才能他には居ないと思うんで...。




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(6.) Tony de Vita - Softly as I leave you
トニー・デ・ヴィータ 『ソフトリー・アズ・アイ・リーヴ・ユー』 (PDCD040/VSCD9371 ¥2,730)
誰も知らない大名盤。リリース前のGoogle検索結果はゼロ(笑)。この時代にそんなことが起こりえるのか?と言う現象ですが、その内容は知名度とは完全に反比例。ジャケットも最高でしょ。

(7.) Eugen Cicero Trio - My Lyrics : Eugen Cicero in Tokyo
オイゲン・キケロ 『マイ・リリックス : オイゲン・キケロ・イン・トーキョー』 (PDCD041/VSCD9372 ¥2,835)
彼の作品は基本的にどれも好きなのですが、本作は別格。「花」を聴く度に心洗われます。ジャケットの仕様も凝りまくってます。利益ゼロです(笑)。

(8.) Armando Trovaioli - Dramma Della Gelosia
アルマンド・トロヴァヨーリ 『 ジェラシー(サウンド・トラック)』 (PDLP006[アナログ盤] ¥3,500)
少し大袈裟ですが、これは夢の1枚。きっと一生の想い出になると思います。あんまり売れなかったけどネ...。

(9.) Napoleon - Bohemians Won The Series & The Little Guy Joined The Band
ナポレオン 『ボヘミアンズ・ウォン・ザ・シリーズ・アンド・ザ・リトル・ガイ・ジョインド・ザ・バンド』 (PDCD042/VSCD9373 ¥2,415)
恐らく2010年で最も説得力がある1枚はこれでしょう。スケールが大き過ぎて、生粋のロック好きには全く受けないんだろうな...。

(10.) Hanne Vatnoey - Me and My Piano
ハンネ・ヴァトネ『ミー・アンド・マイ・ピアノ』(PDCD043/VSCD9374 ¥2,415)
無限の才能を感じさせるノルウェーの女の子。ツアーまでやっちゃうパワーに圧倒されますが、音楽のクオリティはさらにスゴいから驚きです。







(11.) Elegante Orchestra - It was too hot in there
エレガンテ・オーケストラ『イット・ワズ・トゥ・ホット・イン・ゼア』 (PDCD044/VSCD9375 ¥2,415)
これってホントにスゴい作品だと思います。まさに現代に甦る(イタリア版)サルソウル。ボーナス曲として収録された「Summer Wind」が爽快度マックスの鬼名演です。

(12.) Monica Dominique - Mitt i mej
モニカ・ドミニク 『わたしのまんなか (Mitt i mej)』 (PDCD046/VSCD9377 ¥2,625)
モニカさんってホントにスゴい人。何をやってもモニカさんの音楽です。子供向けの音楽ながら、ここまで人を感動させるって...。

(13.) Tess Henley - Easy to love
テス・ヘンリー 『イージー・トゥ・ラブ』 (PDCD046/VSCD9378 ¥2,100)
アルバム録音時はまだ20歳だったと言うテスちゃん。名曲「イージー・トゥ・ラブ」を聴いていると、全くそんなことが信じられません。とにかくスゴい才能かと。

(14.) Mateo Stoneman - Mateo
マテオ・ストーンマン 『マテオ』 (PDCD045/VSCD9376 ¥2,415)
2010年最大のディスカヴァリーです。この圧倒的なまでの音楽の力に呑み込まれました。今一番ライブを観たいアーティスト。そして彼はライブがスゴいのです。来日希望!!!

(15.) Frankie Zhivago Young - The Age of Flying High
フランキー・ジバゴ・ヤング 『エイジ・オブ・フライング・ハイ』 (PDCD048/VSCD9379 ¥2,625)
"オー・ベイベー~"な出だしからKOされます。そして極めつけは極上ソウルの「Someone stole your love」。イナタくも愛らしいアイランドソウルの激レア盤、復刻。

(16.) Marc Deschamps - Sucre sale
マルク・デシャン 『シュクレ・サレ』 (PDCD049/VSCD9380 ¥2,625)
この名作で2010年のプロダクション・デシネは締めです。美しく儚いメロディの応酬。本気でこの作品は「プロダクション・デシネ」の為にあるんじゃ無いか?と、錯覚しました...。


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ちょっと驚きですが、2010年のプロダクション・デシネのリリースは実に"16タイトル"。自分でやっててビックリです(笑)。副業にしてはかなり頑張っているのでは無いかと思います。ま、そんなことはどうでも良くて、少し誇りたいのはどの作品も素晴らしいクオリティと感動をもたらしてくれる名作ばかりである事。ポリシーを一切曲げずに、これだけのラインナップを展開出来、活動を継続出来ている点は、少しだけ評価してもらえるかな?。ま、それもどうでも良くて、何より素晴らしい音楽を残してくれた優れたアーティスト達、そして現在も良い曲を書き続けてくれているアーティスト達がスゴいのです。そして、全く知名度がないアーティストの作品であっても、しっかりと耳を傾けて購入して下さる皆さんに感謝です。音楽そのものに形は無いので、データでも何でもやり取りは簡単なんですが、それって違うなぁ、と実感させてくれる(ハズの)名作達です。末永く可愛がってあげて下さい。


プロダクション・デシネ 丸山 雅生 (2010.12.30)


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2010年12月29日 20:21

音楽コラム"complesso"#7

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2010年も残すところあとわずかです。毎年、年の瀬のスピード感に目がくらみます。2010年はスウィッシーのツアー(最高に楽しかったです...)、続けざまにウェブサイト「ディスク・デシネ・ウェブ」の閉店→「ディスク・デシネ・オンライン」の新装オープンと言う途方も無い作業を行いつつ、念願だった『ジェラシー』のアナログ復刻を行ったりと、一年の半分も過ぎない内にクタクタ。その後はレーベル「プロダクション・デシネ」の怒濤のリリースラッシュが続き、買付にも行ったりと、振り返るとまともに休んだ記憶が全く無いのです。長引く"不況"とか言うのも、もう当たり前の認識になって来て何とも思わなくなって来ているのが怖くて、笑えない状況ですネ。そして、音楽業界についてですが、これはもう表現しようがない感じで...。売上が落ち続けているのは分かるんですが、配信しかやらないアーティストも増え過ぎて、勿体ないやら悲しいやら。しかしながら、やっぱりイイ曲は日々生まれ続けている、未だに知られていない旧音源に出会えてしまうのが、"音楽"の深さでありスゴさ。と言う事で、2010年も一杯ステキなアーティストの名曲に出会い、感動しました



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(1.) Arnaud Fleurent-Didier - La Reproduction (Sony)
大名曲「Reproductions」の儚げなフィーリングは永遠です。緩やかに登り詰める中盤の高揚感に絶句したこと1000回以上。

(2.) 矢舟 テツロー - エイジ・オブ・ヴィンテージ (Vivid Sound)
2010年はヤフヤフの年、って気分です。全てのアルバムが素晴らしいのですが、個人的には1stアルバムに収録の名曲「ごめんなさいと言って」がフェイヴァリット

(3.) Manuela - A different kind of fire (Golden Recordings.)
もしかすると2010年のベストタレント?って位に素晴らしい才能です。ソウルフルな歌声にKOされます。「Circling Numbers」がスッゴイ。新曲が楽しみ過ぎます。

(4.) Adhitia Sofyan - Quiet down (Independent)
哀愁の背中ジャケが素晴らし過ぎます。インドネシアの歌心、アディティア・ソフィアン。もっと色んな人に聴いて欲しいなぁと思える心に響き名作です。

(5.) Estrella - ST (2007) (Laguna Music)
名曲「Stay」とLiyanaの歌声の清々しさ。マレーシアが生んだ最高のインディバンド。解散してなければなぁ...。最近は、Liyanaのソロに注目しております。

(6.) Veronica Maggio - Och vinnaren ar... (Universal)
スウェーデンではセレブ、でも日本じゃ全く無名。ありそうでありえない、センスの塊みたいな女の子、ヴェロちゃん。


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(7.) Maren Parusel - Days in universe (requiemme)
秘かな愛聴盤・オブ・ザ・イヤー。突出している訳じゃないけど、何故かすぐに聴きたくなるのが魅力です。こう言うのがもっと親しまれる世の中になって欲しいです(笑)。

(8.) Alpha Latino - Alpha Latino Live (1990) (Alpha Productions)
1900年の作品ですが、7'のデッドストックとともに発掘した極上過ぎる1枚。歌心を感じさせる楽曲が涙モノ。時代に取り残された奇跡です。

(9.) The Clown - Clownism (Hjordisc records/production dessinee)
3年連続のザ・クラウンです。もはや僕の脳ミソの一部として機能しています。名曲「Pick me up」は人生のベスト10に入っちゃうかも...。

(10.)
Alpha-Jazz - Farbe-Blues / Samba de Amor
(Zyt-Vertrieb)
Jean Buisine - Championnats du monde d'halterophilie (RSN)
デッドストック・オブ・ザ・イヤー × 2。どっちも前人未到の快挙です。世界中探しても、ディスク・デシネにしか在庫はありません。たぶん。

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と言う具合に、今年も良い曲沢山ありました。って言うか、"知られて無いだけで、ステキな曲は沢山あるんですよ~"って事、知ってました?

さて、ここで大切なことを一つ。これら素晴らしい名曲達は、"これからも名曲であり続ける"と言う事です。当たり前ですけど、何十年経っても音溝に刻み込まれた音は変わりません。変わる物があるとしたら、それは聴く人の感覚や好みであって、そこに音楽の善し悪しは関係ありません。旬な時期が過ぎたら取り扱わなくなるとか、新譜じゃ無いから取り扱わないとか、そんなのどうでも良いこと。音楽業界の風潮がそうであっても、ディスク・デシネには関係ありません。好きだからお店で取り扱いたい、好きな音楽だからこそ、顧客の皆さまに聴いて欲しい。シンプルな事を2011年も引き続き継続して行きたいです。(「2010...(手前味噌版)」へ続く...)

ディスク・デシネ / 丸山 雅生 (2010.12.29)

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2010年12月29日 17:57

音楽コラム"complesso"#6

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-『手前味噌』とは自分の家で作った味噌の味を自慢すること。自分で自分のことを誇ることである-

自分自身の事では何も誇るような事は無い僕ですが、プロダクション・デシネでリリースさせてもらっているアーティストや、その素晴らしい作品達は"声を大にして""自分のことのように"自慢したいんです(だから、一所懸命リリースを続けているのです)。と言う事でプロダクション・デシネの2009年、やや頑張りましたので、おさらいしてみます...。


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(1.) Ray Wonder - Good Music Plus (PDCD023 / VSCD9354 \ 2,520-)
プロダクション・デシネ、2009年の幕開けは、僕がレーベル設立時から(勝手に)夢見ていた、僕にとっての伝説の最強バンド"レイ・ワンダー"からスタート。僕も人並みか、人並み以上に色んな音楽を聴いて来ましたが、彼等のスゴさは断トツ。もはやロックバンドとして"どう"、とかの次元では無いのです...。まさしく"グッド・ミュージック"なのです。ちなみに、この作品以降の、プロダクション・デシネのリリースのジャンルは全て"グッド・ミュージック"に決定しました(笑)。詳しくはCD帯の下の方をご覧下さい。

(2.) The Clown - Clownism (Japanese Deluxe Edition) (PDCD024 / VSCD9355 \ 2,730-)
このアルバムは、一生かけて売り続けたい、かも。今ままでリリースした作品は全部大好きで、だからこそリリースさせてもらっているのですが、この作品だけは別格かも知れません...。

(3.) Ray Wonder - Superwonder (The Best of Ray Wonder) ( PDCD025 / VSCD9356 \ 2,520-)
まさしく彼等は"スーパーワンダー"。自分にとっての"ベスト"バンドの、さらに究極のベスト盤。もう、どうしたら良いんでしょう.ジャケットも間違いなく"スーパーワンダー"です。

(4.) Hank - The Family Album (PDCD026 / VSCD9357 \ 2,520-)
「Cad III」のイントロの時点で笑いが止まりません。ヘンリックが天才なのは知っていましたが、ちょっと神がかっていると言う事を知りました...。

(5.) Giorgio Tuma - My Vocalese Fun Fair (PDCD027 / VSCD9358 \ 2,415-)
(6.) Giorgio Tuma - Uncolored (Swing'n'pop around Rose) (PDCD028 / VSCD9359 \ 2,415-)
南イタリアが生んだ"ピュア"な天才SSW、ジョルジオ。まさか今のイタリアからこんな才能が出て来るとは...。この人は、まだまだ伸びて行くんでしょうね...。楽しみ過ぎます。


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(7.) Cravo & Canela - Preco de Cada Um (PDCD029 [PDCD007] / VSCD9360 \ 2,730-)
ピエール・マイゼロワ、ビアギッテ・ルゥストゥエアに続く再リリース作品。良いモノはマイナーでも売れる、と言う事を再び実感させてもらいました。国産のハイクオリティ印刷で表現された紙ジャケットも最高ですネ。

(8.) Roberto Pregadio - Alle Tastiere (PDCD031 / VSCD9362 \ 2,730-)
昨年のモニカ・ドミニクに続く、僕の長年の愛聴盤を奇跡の復刻。マスターテープがオフィスに届いた瞬間の喜びは言葉に出来ません。流行り廃りに関係無く、いつまででも聴いて頂ける名作だと思います。やや偉業...?

(9.) Victor Sabas Quartet - A Pou Zot... (PDCD032 / VSCD9363 \ 2,730-)
全く無名の"名作"。音だけで勝負すると言うのは、プロダクション・デシネにとっては"全然"当たり前の事ですが、この作品は、ホントに誰も知りませんでした(笑)。しかも、権利交渉も2度流れて3度目の正直で遂にクリア。その心意気も合わせて聴いて頂きたいです。

(10.) V.A.(Compiled by Masao MARUYAMA) - musique dessinee 03 ~ Essence (PDCD033 / VSCD9364 \ 2,835-)
少し遅くなりましたが、シリーズ3作目が出来ました。沢山の人に「次はいつ?」、「楽しみにしてるよ」のお声を頂きました。ありがとうございました。と言う事で、今回もマイペースに期待はずれな作品が完成しました(笑)。しかし、収録曲は、いずれも"ホント"の名曲ばかりと信じます。素直な耳で聴いてもらえると嬉しいです。

(11.) Martin Haak Kwartet - Retouch (PDCD034 / VSCD9365 \ 2,730-)
2009年の最も"粋"な逸品になりました。難しい事は何もありません、ただただ美しく感動的な「For no one」の名カヴァーに耳を傾けてみて下さい。

(12.) Swissy - She Smiles (PDCD035 / VSCD9366 \ 2,415-)
2009年最大の衝撃。「Rainy Days」に心底驚き、「How It All Started」で号泣する。こんなに良い作品、もう二度と出会えないんじゃないかと心配です。でもま、これがあればもう良いような気もしますけど。ディスク・デシネの全てのお客さんに聴いてもらいたい、と言うか世界中の音楽好きに聴いてもらいたいです。

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2009年のプロダクション・デシネのリリースは全11タイトル。どちらかと言えば僕は、ディスク・デシネでのバイヤー業とかが本職なので、その隙間を縫って結構働いたなぁ... と言うのが、率直な感想です。当たり前の事ですが、どの作品も素晴らしく、是非とも色んな人達に耳を傾けてもらえればなぁと思っています。残念ながらプロダクション・デシネは、所詮は地方の弱小インディレーベルです。大きな力や知名度、財力は皆無です。それでも僕は、自分が受けた感動をちょっとでも他の人に伝えられればと思いこのようなリリースを続けています。なので、少しでもウチの作品を気に入ってくれたリスナーの皆さんが、"マイナーだけどこんな作品があるよ"、と広げて行ってくれれば嬉しいです。いつまで続けれるかは分かりませんが、今後とも何卒宜しくお願いします。

プロダクション・デシネ 丸山 雅生 (2009.12.29)



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2010年5月30日 19:15

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