音楽コラム"complesso"#7
(1.) Arnaud Fleurent-Didier - La Reproduction (Sony)
大名曲「Reproductions」の儚げなフィーリングは永遠です。緩やかに登り詰める中盤の高揚感に絶句したこと1000回以上。
(2.) 矢舟 テツロー - エイジ・オブ・ヴィンテージ (Vivid Sound)
2010年はヤフヤフの年、って気分です。全てのアルバムが素晴らしいのですが、個人的には1stアルバムに収録の名曲「ごめんなさいと言って」がフェイヴァリット
(3.) Manuela - A different kind of fire (Golden Recordings.)
もしかすると2010年のベストタレント?って位に素晴らしい才能です。ソウルフルな歌声にKOされます。「Circling Numbers」がスッゴイ。新曲が楽しみ過ぎます。
(4.) Adhitia Sofyan - Quiet down (Independent)
哀愁の背中ジャケが素晴らし過ぎます。インドネシアの歌心、アディティア・ソフィアン。もっと色んな人に聴いて欲しいなぁと思える心に響き名作です。
(5.) Estrella - ST (2007) (Laguna Music)
名曲「Stay」とLiyanaの歌声の清々しさ。マレーシアが生んだ最高のインディバンド。解散してなければなぁ...。最近は、Liyanaのソロに注目しております。
(6.) Veronica Maggio - Och vinnaren ar... (Universal)
スウェーデンではセレブ、でも日本じゃ全く無名。ありそうでありえない、センスの塊みたいな女の子、ヴェロちゃん。
(7.) Maren Parusel - Days in universe (requiemme)
秘かな愛聴盤・オブ・ザ・イヤー。突出している訳じゃないけど、何故かすぐに聴きたくなるのが魅力です。こう言うのがもっと親しまれる世の中になって欲しいです(笑)。
(8.) Alpha Latino - Alpha Latino Live (1990) (Alpha Productions)
1900年の作品ですが、7'のデッドストックとともに発掘した極上過ぎる1枚。歌心を感じさせる楽曲が涙モノ。時代に取り残された奇跡です。
(9.) The Clown - Clownism (Hjordisc records/production dessinee)
3年連続のザ・クラウンです。もはや僕の脳ミソの一部として機能しています。名曲「Pick me up」は人生のベスト10に入っちゃうかも...。
(10.)
Alpha-Jazz - Farbe-Blues / Samba de Amor (Zyt-Vertrieb)
Jean Buisine - Championnats du monde d'halterophilie (RSN)
デッドストック・オブ・ザ・イヤー × 2。どっちも前人未到の快挙です。世界中探しても、ディスク・デシネにしか在庫はありません。たぶん。
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と言う具合に、今年も良い曲沢山ありました。って言うか、"知られて無いだけで、ステキな曲は沢山あるんですよ~"って事、知ってました?
さて、ここで大切なことを一つ。これら素晴らしい名曲達は、"これからも名曲であり続ける"と言う事です。当たり前ですけど、何十年経っても音溝に刻み込まれた音は変わりません。変わる物があるとしたら、それは聴く人の感覚や好みであって、そこに音楽の善し悪しは関係ありません。旬な時期が過ぎたら取り扱わなくなるとか、新譜じゃ無いから取り扱わないとか、そんなのどうでも良いこと。音楽業界の風潮がそうであっても、ディスク・デシネには関係ありません。好きだからお店で取り扱いたい、好きな音楽だからこそ、顧客の皆さまに聴いて欲しい。シンプルな事を2011年も引き続き継続して行きたいです。(「2010...(手前味噌版)」へ続く...)
ディスク・デシネ / 丸山 雅生 (2010.12.29)
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