20170417 | 貴重なブラジル作品など [Tita - L'incomparable Tita [Original]]

こんばんは、梅田です。昨日は暑いくらいなお天気だったと思っていたら、お天気が下り坂だったようで、本日はあいにくの雨です。デシネ・ショップの実店舗は店休日ですが、更新は行いました。ぜひチェックしてください。それではよろしくお願いします。

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2017年04月15日(土)の出品一覧は以下の通りとなります。各商品ページにて、ご購入/ご試聴(各商品ページの下部のリンクより試聴可能です)いただけますので、どうぞ気軽にお試しください。

買付/買取盤の一覧はこちらです。かなり貴重なブラジルの作品など、濃いセレクトになっています。

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フランス産ボサノヴァの大傑作にして、極上の雰囲気に満ちた名作。ミナス出身のブラジル人女性シンガー、Titaのフランスでの傑作デビュー作。↓

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Tita - L'incomparable Tita [Original] (Used LP)

この極上の雰囲気...。フレンチボッサの逸品を7"で。ミナス出身のブラジル人女性シンガーTitaが渡仏後に、Le Trio Camaraの演奏をバックに吹き込んだ名曲。↓

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Tita / Trio Camara - Miss Universo (Used 7")

ブラジリアン・メロウ・フュージョンの傑作。↓

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Celia Vaz (セリア・ヴァス) - Mutacao [Original] (ムタサォン) (Used LP)

哀愁のサンバ「Apeta outro」が胸を打つ、イイ曲なんです。高名なドリヴァル・カイミのご子息、Danilo Caymmiが1977年にひっそり吹き込んだ歌心満載の逸品。↓

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Danilo Caymmi (ダニーロ・カイミ) - Cheiro verde [Original] (Used LP)

ジェントルなユーロ産サンバの快作...。国籍不明のグループながら、爽やかなサンバ、ブラジリアンを聴かせるOs Tres Do Rioの1960年代の秀作。良く言えばフランスのLes Masquesを薄めたような感じのサウンドです...。↓

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Os Tres Do Rio (オス・トレス・ド・リオ) - Escale a Rio [A Flight to Rio] (リオで踊ろう) (Used LP)

"ボサノヴァの歌姫"が当時のヒット曲カバーをはじめとするポップスに挑んだ1969年録音の傑作。とことんメロウでグルーヴィーなアストラット・ジルベルト...、最高ですネ。↓

Astrud Gilberto (アストラッド・ジルベルト) - Holiday [September 17, 1969] (ジルベルト・イン・セプテンバー) (Used LP)

哀愁ボサノバ「La rua madureira」のスペイン語Ver.収録。フランスで活躍したイタリア人男性シンガー、Nino Ferrerが1969年に残した傑作。↓

Nino Ferrer (ニノ・フェレール) - Agata / La rua madureira (Canta en Espanol) (Used 7")

心地良い潮の香りが漂うフレンチ・ブラジリアンの穏やかな傑作。ブラジルの女性シンガーTeca Calazansと男性ギタリストRicardo Vilasの男女デュオによる1975年の傑作。↓

Teca & Ricardo (テカ&リカルド) - Caminho das aguas (Used LP)

女性シンガーErica Norimarとの共演作『Brazil 77』でも知られるブラジル出身のSSW、Chiquinho Timoteoのソロ作品。軽やかなアコースティック・ギターの音色が心地よく響く1枚です。↓

Chiquinho Timoteo - Guitare Bresilienne (Used LP)

新譜の一覧はこちらです。

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プロダクション・デシネ★第5弾!
『musique dessinee』シリーズの続編が完成。今作は世界中から選りすぐった"ボサ~サンバ"を中心としたスタイリッシュで感動的な内容。名曲満載の特大推薦盤!夏はもちろん、一年中通じてお楽しみ頂きたい1枚に仕上がりました。↓

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V.A. (Compiled by Masao MARUYAMA) - musique dessinee 02 ~ Samba nova (ミュージック・デシネ 02 サンバ・ノヴァ)

匿名DJ、"DJ ilD"によるミックスCDシリーズ『il Dramma』第2弾。爽やかでメランコリックなボサ~サンバ~ラテンに彩られた、南国旅行気分な1枚!↓

V.A. [Mixed by DJ ilD] (アイエルディ) - il Dramma 02 - Samba Nova [Mix CD] (イル・ドラマ) (New CD)

プロダクション・デシネ◇第174弾。
端正なピアノの音色に導かれソウルフルな歌声が響き渡ります。ブラジルの男性SSW、 ファビオ・カドーレの3rdアルバム『アクト・ウン』は、アルゼンチンのピアニスト、 エルナン・ハシントをパートナーに迎えて吹き込んだ、エレガントでジャジー、メランコリックな傑作です。↓

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Fabio Cadore and Hernan Jacinto (ファビオ・カドーレ / エルナン・ハシント) - Acto 1 (アクト・ウン) (New CD)

プロダクション・デシネ☆◆☆第121弾。
甘美なメロディと華麗なアレンジ、心に響く歌心が融合した韓国産メロウグルーヴ/ブラジリアンの傑作。韓国の作編曲家キム・ジョンボムのソロユニット、プディトリウムの2ndアルバム『エピソード: 再会』。全編が心地良い哀愁感に彩られた、正真正銘の名作です。↓

Pudditorium (プディトリウム) - episode : 再会 (エピソード:再会) (New CD)

プロダクション・デシネ、7"シリーズ第11弾。
韓国産の極上ブラジリアン・メロウグルーヴの名曲「Viajante」、同じくフレンチ・メロウグルーヴ「Tout Contre Moi」がこの世の物とは思えぬ素晴らしさ。韓国の作編曲家、キム・ジョンボム氏のソロユニット、プディトリウムの2枚の傑作『エピソード:別れ』、『エピソード:再会』に収められた名曲が、世界初のアナログ化。↓

Pudditorium (プディトリウム) - Viajante c/w Tout Contre Moi (ヴィアジャンチ/トゥ・コントレ・モワ) (New 7")

心震わすメロディの応酬...。切なく美しい音楽を愛する全ての人に聴いてもらいたい。ブラジルのSSW、Ronaldo Cotrimが2001年に残した知られざるサンバ~MPBの大傑作を発掘。↓

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Ronaldo Cotrim - Ronaldo Cotrim [2001] (New CD)

マルコス・オン・ベッド。ブラジルの男性SSW、マルコス・ヴァーリの1970年の名作の誉れ高い逸品。スキャット・ブラジリアンの名曲「Freio aerodinamico」収録。↓

Marcos Valle (マルコス・ヴァーリ) - ST (1970) (New LP)

1969年に残された、ブラジリアン・サイケの傑作が豪華仕様で限定アナログ化。Gal Costaの初期作品でバックを務めていたことでも知られる実力派グループ、Os Brazoesの傑作。↓

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Os Brazoes - Os Brazoes (1969) (New LP)

Os Brazoes - Os Brazoes (1969) (New CD)

ブラジルの鍵盤奏者、エヂソン・フレデリコが豪華な面子と共に吹き込んだ1975年の逸品からの7"。↓

Edson Frederico e a Transa (エヂソン・フレデリコ) - Tava Mas Nao Tava (New 7")

北欧産ブラジリアン・ジャズ、フュージョン、ジャズロックの名作が豪華仕様で再復刻。まさにクラシックなブラジリアン・ダンサー「Grandman's rocking chair」、「Sambatown」を収録。↓

Olli Ahvenlahti - The Poet (New LP)

プロダクション・デシネ☆☆☆第90弾。
こ、これはスゴい。その出だしからカッコイイ、現在形ブラジリアン・バップジャズの知られざる逸品。スリリングに展開して行くオープニング曲「Ubuntu」からして鳥肌モノの格好良さ。さらにメロウなワルツ「Flor」、歌モノの名曲「Horizonte」も名曲で、ビックリです...。↓

Turi Collura (トゥリ・コッルーラ) - Interferencias (インテルフェレンシアス) (New CD)

南米最東端の街から届けられた魔法仕掛けのブラジリアン・ドリーム・ポップ達は、甘く、サイケデリックでトリッピー。とびっきりのメランコリーと中毒性に彩られたグルーヴが生み出す、禁断の音世界へようこそ。↓

Glue Trip (グルー・トリップ) - Glue Trip (グルー・トリップ) (New LP)

前作も最高だった日本人によるジャズサンバトリオ、その名も"ぶらじる商会"の3rdが完成。今作も素晴らしいジャズサンバの数々を収録した傑作です。↓

ぶらじる商会 - ジャズサンビスモ (Jazzsambismo) (New CD)

日本人によるジャズサンバトリオ、その名も"ぶらじる商会"の2ndアルバム。全編驚きのクオリティで聴かせる極上のジャズサンバの名演の数々が収められた傑作です。↓

ぶらじる商会 - ヘナセンサ・ド・ジャズサンバ (Renascenca do jazzsamba) (New CD)

日本を代表するジャズ・シンガーAkikoがブラジリアンに挑戦したアルバム。清々しく爽快な作品です。↓

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Akiko - Vida (New CD)

全部の一覧です。

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[ デシネ・ショップのレコードストアデイ(RSD)2017 ]

ついに来週となりました!年に一度のレコード祭典『レコードストアデイ(RSD)2017 』は、今年は4月22日(土)に開催です。当日発売の作品たちはご予約受付"不可"の限定商品ですが、事前に内容をチェックできるように、当店での取り扱い作品をウェブで紹介しています。当日は(珍しく)オープンを早めて、"朝の10時より営業"しますので、皆様のご来店お待ちしております。ぜひオープンしてからすぐ来てください、スタンプラリーもあるので、ぜひレコード屋さん巡りを楽しんでくださいね。そして、輸入盤の入荷予定もあるそうですので、最新情報は随時更新していきます。何卒宜しくお願いします。

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▼ デシネ・ショップのレコードストアデイ(RSD)2017 入荷予定一覧はこちら

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デシネ・ショップのレコードストアデイ(RSD)2017 入荷予定一覧




[ イベント情報 ]

急なお知らせですが、高円寺のSUBstore Tokyoで『プロダクション・デシネ』からリリースしているノ・サリライブが開催されます。1夜限りのスペシャルライブとなっておりますので、ぜひご来場ください。私も物販として参加します。ミュージック・チャージが1,000円+1ドリンクオーダーとかなりリーズナブルなのでぜひ。

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Noh Salleh & Johnny Daigo - special LIVE@SUBstore Tokyo

17 APRIL (MON)
7PM START - 11PM
MUSIC CHARGE ¥1000+
(1drink ¥500)




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いよいよ、4月29日(土)「ミュージック・デシネ」のパーティーまであと2週間になりました。22:30とちょっぴり遅めのスタートなので、すでに予定がある人やお仕事帰りにも是非いらしてください。私も選曲する予定ですが、KOAEAでするのは初めてなので楽しみです。ウキウキするような元気な曲をたくさんかけたいと思っています。

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musique dessinee a Tokyo, 20170429 ft. DJ ilD @ Koara!

On : 2017.04.29.Sat [22:30 ~ All night]
At : KOARA (Shibuya)
First Drink : ¥1000
Food : Kanako Sato & うめこごはん
Guest DJ : DJ ilD (il Dramma / Poor Mixed Discos)
DJs : mahonon (TSUTAYA MUSIC PLAYLIST), Umeco (dessinee shop) + Yuko Miyazaki (dessinee shop), kimiwoow & Masao MARUYAMA (dessinee shop / production dessinee)
Spinns : "Good Music" & "Fantastic Something" & "musique dessinee classics" ONLY!!!

musique dessinee a Tokyo, 20170429のイベントページ

musique dessinee a Tokyo, 20170429のFBページ




[ 予約受付中商品のご案内 ]

ご予約商品もいろいろと取り揃えております。商品ページのリンクより色々とお試しください。

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予約を受け付けている商品の一覧


渋谷・鶯谷町の「dessinee shop (デシネ・ショップ)」の実店舗は、2017年4月18日(火)は店休日のためお休みです。次回の営業は、2017年4月19日(水)の16時から20時までとなります。ご来店お待ちしております。

▶︎ デシネ・ショップの「営業カレンダー」

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梅田



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『dessinee shop (デシネ・ショップ)』は、東京・渋谷の鶯谷町に実店舗を持つ、レコード/CD、アパレル、雑貨などのセレクトショップです。ジャンルの垣根無く、"これはイイ!"と感動したアイテムばかりを世界中からじっくりと選りすぐっています。店舗は渋谷駅から代官山方面へ徒歩7分ほどの立地ながら、とても静かでゆっくりとお買い物を楽しんでいただけます。

Hi, We're "dessinee shop" in Shibuya, Japan. We're an unique concept store that retail only "Items" we felt true impression from such music, clothing, goods or other well designed items from all over the world. Our store is just 7 mins by walk from Shibuya station, and in a very quiet place, perfect for slow shopping. Please visit us to share pleasure with us.

デシネ・ショップ (dessinee shop)

150-0032 東京都渋谷区鶯谷町17-7 Tel 03-6873-4062
17-7, Uguisudani-Cho, Shibuya-Ku, Tokyo, 150-0032, Japan +81 (0)3 6873 4062

website : www.dessineeshop.com
facebook : https://www.facebook.com/dessineeshop
twitter : https://twitter.com/d_dessinee
instagram : http://instagram.com/dessineeshop




2017年4月17日 20:00

特集 Special Topics10: 『France Gall (フランス・ギャル)』

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レコードの海外買付。響きはイイけど、実際にはむさ苦しくて、埃っぽくて、カビ臭くて、大変なものです。それが例えヨーロッパだろうと、どこの国に行っても同じようなもので、フランス、パリなんてお洒落な響きの都市に行ったって、レコード屋やその倉庫なんてモノはどこも似たり寄ったり。無機質にレコードがズラ〜っと並んでいるだけだったり、正直、並んでるくらいならまだマシ(笑)で、中には、レコードの海ならぬ、レコードの"沼"のような場所もあって、どこから手を付ければ良いのか、どこまでチェックしたのかも皆目つかないような混沌とした場所もあったりするんです。まさにレコードの"泥沼"とでも言うべき危険な場所であり、行為なのです。


ただ、フランスに買付に行くと、そんな殺伐とした空気の中でも、いつでも素敵な笑顔で微笑みかけてくれるカワイイ女の子がいます。彼女の名はイザベル・ジュヌヴィエーヴ・マリ・アンヌ・ギャル、またの名を『フランス・ギャル』。ジャケットの中で、いつもカラフルに着飾っていて、どんな髪型も可愛く自分のものにしてしまい、チャーミングすぎる笑顔と、その泣きぼくろが醸し出す仄かな憂い感のミスマッチがとにかくステキ。さらに、一度歌い出せば、豪華絢爛な演奏陣のバッキングに乗せ、愛らしい歌声で癒してくれるからこれまた最高なのです。何千枚と言う埃だらけのレコードをサクサクする中で、時折飛び出す彼女の笑顔に、何度も癒されて来たのは、言うまでも無い事なのです...。


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1960年代のフランスが生んだ世紀のアイドル歌手『フランス・ギャル』と言えば、同じくフランスが生んだ才人、セルジュ・ゲンスブールが数曲を手掛けた『PHILIPS』レーベル在籍時の初期の楽曲群、例えば「Poupee de cire, poupee de son (夢見るシャンソン人形)」などのヒット曲を飛ばしていた頃の楽曲群が今でも良く知られています。1963年のデビューから1968年までの間は『PHILIPS』で多くのヒットを飛ばしている事からも、一般的にはこの時期が最も彼女が華やかだった時期と言われているようです。


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幸いな事に、この頃の楽曲は殆どがCD化されていますが、この後に在籍した『La Compagnie』レーベルでは、期間こそ短いものの、やっぱりイイ曲を沢山残してます。特に有名なのは、何故か本気のブラジリアンを吹き込んでしまった名曲「Zozoi」、サンプリングソースとしても使われたグルーヴィーポップな「Baci Baci Baci」辺りでしょうか。アートワークもより大人っぽく進化していて、彼女の成長の過程として、とても重要な時期と言っても良いでしょう。さらにこの後、一瞬だけ『Atlantic』へと移籍しますが、ここでは7"を2枚吹き込んだだけで、ほぼ幻の活動期間になりました(後には再び『Atlantic=WEA』へ移籍します)。ただし、その2枚はよりソフィスティケイトされた彼女の歌声と楽曲が楽しめるので、惜しいところです。そして続くのは隠れた名曲の宝庫(と個人的に思っている)、1970年代前半の『Pathe Marconi(=EMI)』期です。この頃の楽曲は何故かあまりCD化されていないのですが、程よくメロウでアーバンなフレンチポップ~グルーヴの好曲が眠っている上に、どこか程よい大人らしさとか、そう言う魅力に溢れる時期でもあります。EMI期の音源はそろそろコンプリートでCD化して欲しいものです(なんならお手伝いしてもイイですよ〜)。そして彼女は、この後の彼女の音楽活動のパートナーであり、夫になるミシェル・ベルジェと出会い、1976年には彼と結婚し、また精力的に音楽活動を続けて行きます。そのサウンドは、より時代の波を取り入れたものへと進化し、ディスコ~アーバングルーヴ、もちろん80年代には80'sサウンドでヒットも飛ばしています。

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中でもフランスでチャートの1位に輝いた「Il Jouait Du Piano Debout (彼は立ったままピアノを弾いていた)」は、エルトン・ジョンについて歌った名曲で、個人的には後期のフランス・ギャルのベストナンバーと思うほどの哀愁の名曲です。朝方のフロアでこの曲を聴くと、ホントに心地良いのです。他にも隠れた名曲が多く、幾つになっても瑞々しい彼女の魅力を感じる事が出来る時代です。この頃の音源は結構CD化されているので、触れてみる価値はあるんじゃないかなぁ...。

と言う事で、ここ日本でもデビュー当時から高い人気を誇り、1990年代には『PHILIPS』期の名曲達が再び脚光を浴びたフレンチポップのアイコン的存在、フランス・ギャル。その軌跡を、ディスク・デシネ的な解釈で軽くなぞってみました。音楽的にもヴァラエティ豊かに優れた楽曲の数々を残していますが、それに加えて容姿もちっちゃくてカワイイと来たら、これ以上言うことはありません。まさしく永遠のアイドルと言うべき存在です。

"フランス・ギャルちゃん、どうぞこれからも、薄暗いレコード屋さんの倉庫で優しく微笑みかけて下さいネ...。"


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(丸山 雅生 / 2011.05.21)


→ディスク・デシネで取り扱っている France Gall 全タイトル一覧はコチラ

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2011年5月21日 20:10

特集 Special Topics09: 『Plexus』 エロとアート、そしてユーモアの融合"を実現させたヴィンテージブック

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"Plexus"

その表紙からしてただならぬ雰囲気が漂ってくるアートブック『Plexus』は、
1966年から1970年にかけて、フランスのN.M.P.P.社より出版されていた、
一風変わった雑誌です。


全37巻を通じてテーマとしていた(と思われる)のは、エロとアート、そしてユーモア。
レコードの7インチサイズという、やや小ぶりな本の中には、
ユニークでチャーミングな漫画から、シュールなイラスト、美女のヌード写真、
硬めの読み物...と、実に様々なテイストのものがつめこまれています。


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※記念すべき第一号のカバーデザインは真っ赤。なんとなく、意気込みのようなものを感じます。


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Federico FeliniやAlan Watts等のインタビューや、あのSam Haskinsによるヌード写真、
"サントロペのお嬢さん"でおなじみのGenevieve Gradのセクシーグラビアなど、
惜しみなく著名人たちが登場するのもさることながら、
無名と思われるセンスあふれるアーティストやクリエイターが登場し、
とことんまじめに"エロ"と"アート"の融合を、この本の中で実現し、表現しています。


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また、広告スペースや、コラム的な読み物の小さな挿絵までもが、
ユニークでチャーミング、そしてちょっとエッチ...と、まったく手を抜かれていません。
どの号においても、ページを気まぐれにパラパラとめくるだけで、
その一枚一枚のページの構図に、細かくこだわっていることが伝わってきます。
そこには、フランス人の究極の美意識が詰め込まれているのです。(と、感じます。)


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発行されていた4年間の中に生み出した数々の表現物は、
人が生み出した『芸術』という世界の未知数の楽しさと、
人が持って生まれた本能を刺激するツボのようなものを、
無邪気に感じさせてくれる素敵なものばかり。
Plexusが残してくれた独特の世界を、その1ページ1ページから感じてみてください。

(2010.07.13 土本 育子)


→プレクサス 全37巻 入荷分はコチラから


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2010年7月13日 18:14

特集Special Topics08: 『デッドストック (Dead Stock)』

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[デッドストック(Dead stock):売れ残り品、長期間倉庫に置かれていた商品を指す]


当店ディスク・デシネでは、2002年の開店以来、世界中の国々から数多くの貴重な"デッドストック"のレコードを発掘し販売して来ました。十数年も前の貴重なレコードが未使用の状態で手に入る。中古盤ですら中々見つける事ができないレア盤が、素晴らしい状態で手に入る。中古レコードが大好きな方達にとっては、まさしく夢のような状態ですね...。

そんな訳で、きっとこのコラムをお読みの方にとってこの"デッドストック"と言う言葉は、既に耳慣れたキーワードの一つとなっている事でしょう。
ただこの言葉、上記の定義の通り、かなり広義なモノです。そして、星の数ほどリリースされて来たレコードのタイトル数に比例して、と言うよりは、その内容や当時のそれらの作品に対する評価の結果の一つとして"デッドストック"なる状態が生まれる訳ですから、当然に、当時全く人気の出なかったモノ、売れなかったモノなど、その中身も色々です。

長らく海外に出向いて、色んな場所で沢山のレコードを掘って来た経験から言えば、過去に遭遇して来た"デッドストック"の95%は、残念ながらどうしようもない"ダメ"レコード達でした。『もしこの盤の中に1曲でも良い曲があればなぁ』なんて僅かな希望も容赦なく断ち切られてしまう位に"ダメ"なモノばかりなのです、残念ながら(笑)。

そんな中、大量のレコードが残る田舎の倉庫やホールセール、古道具屋、あるいは既に活動を休止しているインディレーベルにアタックし、さらに激選に激選を重ねた結果、お客さまの手に届いているのが、今までディスク・デシネで仕入れて来た"デッドストック"の逸品達なのです。


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気になるところかも知れませんが、ディスク・デシネで"デッドストック"と、定義(と言うほど立派では無いですが...)付けているアイテム達は、通常こんな感じです。

1.オリジナル盤、あるいは少なくとも最近のプレスでは無い事
2.未使用品である事(ただし、経年過の傷みは許容する(当たり前の事ですが))
3.まとまった在庫として入荷する事


等です。

実は、少数で見つかるアイテムというのがかなり多くて、その場合当店では、"デッドストック"としては扱わない場合も多いです。例えば、『シールド状態で入荷しました』とか、『恐らく未使用の美品が入荷しました』と言うような表現にしています。例えば、ある商品が"デッドストック"化する場合、意外にも色んな状況(ただの売れ残り、レーベルのストック、あるいは卸会社に残された返品の山、とか色々です)が想定されるので、ハッキリとした出所や状況が分からない場合には、大袈裟な表現/誇張は避けるように心がけています。


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↑ 購入可能なデッドストックの一覧(2010.03.22現在)


以前と違い、1960年代~80年代の良質の作品の"デッドストック"が見つかる機会は殆どありません。そもそも、誰でも知っている人気レコード、レア盤、高額盤の類いは既に掘り尽くされ、今では、よほどの(生きた)情報量、行動力(と、情熱とか?)が]無ければ、滅多な事ではイイ作品には出会えません。

残念ながらこれは、"デッドストック"と言う特定のキーワードと言うよりむしろ、古いアナログ盤と言う、現在では既に殆ど生産されていないメディア、全てに当てはまる事です。そんな訳で、この"夢"のような、状態が稀に実現した時には、どうぞその機会を逃さないよう、アンテナを張っておく事をオススメします。

もちろん、ディスク・デシネでは、この"夢"のような状態を皆様にお届けすべく、微力ながらも今まで培って来た経験やコネクションを活かし、さらなる"発掘"努力していきます!

※このコラムは、内容からも推測可能な通り"アナログ盤"に特化して書いています。
もちろん、CDや他のグッズにだって"デッドストック"という概念は該当します。

(丸山 雅生 / 2010.03.22)


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2010年5月30日 14:20

特集Special Topics06: 『フレンチ・グルーヴ (French Groove)』


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"フレンチ・グルーヴ"... って何?


自分で言うのも変だけど、たぶんそんな言葉や定義は実際には無いと思う。少なくとも、ディスク・デシネがオープンした2002年には、そんな区切りでレコードやCDを扱っているお店は、ここ日本はおろか、世界中探しても無かったように記憶しています。そんな訳で、当時、得体の知れない1960 年~90年代までのフレンチ物に溢れかえっていたディスク・デシネのレコード棚を区切る為、勝手に僕が使い始めた便利キーワードこそが、この"フレンチ・グルーヴ"なのです。"

フレンチ・ポップスでもない、かと言ってシャンソンとも言えない、フレンチ・ジャズと言うには、独特のクロスオーヴァー感(これがエスプリって奴?)に彩られている。でもって、甘~い言葉の割には演奏がちょっと"クロ"かったり、ジャケットに写るメンバーは黒人ばかり、あるいはジャケットと音が良い塩梅にリンクしない、カラフルなジャケ付きの7'盤しか存在していない謎盤が妙に多いとか... イチイチこんなの"ジャンル分け"なんて出来ません。よね?

例えば、日本では、自国のマイナーな格好良いレコードや、国内録音の作品、日本企画でのみ発売されている作品を称して"和モノ"なんて、言ったりしますね。感覚的には近いのかも知れませんが、そこはフランス、ヨーロッパ最大の文化大国の一つにして、様々な人種が集う大国で吹き込まれる音楽は、当然の如く奥深く、その数も半端じゃないのがレコード好きにはとっては楽しいところ。掘っても掘ってもまだまだ出て来る謎盤の数々を、掘り尽くせる日なんて来るのでしょうか?... いや、来ませんネ... 確実に。

そんな、奥の深い"フレンチ・グルーヴ"のディープな世界。もちろん"超"が付く程のお宝&激レア盤から、お手頃&内容充実の定番"フレンチ・グルーヴ"まで、色々とありますが、最近は本国・フランスでも盛んな、"再発/復刻"諸作も充実しています(フレンチ"レア"グルーヴと言う括りなっているようです...)。ので、まずはこの辺りからソロ~りと、その豊かな世界に触れ始めてみては如何でしょうか?

"物足りなくなって来たら?そりゃアナタ、ディスク・デシネのサイトで毎日のように追加/更新される新入荷をチェックするしか無いでしょう!自慢じゃないけどウチのウェブ、本国のディーラー達にも毎日チェックされてるらしいです...

... フランスだからってフレンチ・ポップス、シャンソン、はたまたエレクトロだけじゃないんです。知られていないと言うだけで、色々と濃いモノが眠っているんです... たぶん。

(丸山 雅生 / 2009.05.16)

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●中古のオススメ&定番"フレンチ・グルーヴ"オリジナル盤はコチラ

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(※上記の画像は参考画像です。中古盤はほとんどが一点モノの為、品切れになる可能性があります。)


●オススメ&定番"フレンチ・グルーヴ"新譜はコチラ

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●フランスのレーベル"vadim music"の商品はコチラ

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2010年5月28日 20:09

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