20151115 | ヤンコ・ニロヴィッチ (Janko Nilovic)と言う才能... [Super JANKO Impressions]

こんばんは、今日は少しお天気が回復しましたね...。と言うことで、渋谷のデシネ・ショップは本日ものんびりと営業中です。そして、今日はがんばってデシネ・ショップ・オンラインの更新も完了しています。今日の出品はちょっとスゴいです。ディスク・デシネからの出品は、海外買付盤特集!、そしてアンサンブル・デシネからの出品もありますのでお楽しみに。では、言ってみましょう。

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まずは、ディスク・デシネからの出品、今日はかなり強力な"海外買付盤特集"です。題して、

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▶︎ 買付盤特集:『ヤンコ・ニロヴィッチ特集 (Super JANKO Impressions)』

です。ヤンコ・ニロヴィッチ (Janko Nilovic)氏と言えば、そんなにその名前が有名な訳ではないのですが、それは、彼があまり表立った活動をしていない方、つまり所謂プロデューサー/作編曲家/アレンジャーなどの裏方の仕事が多い作家さん、と言うだけの理由でしょう。最近はDJ界隈の評価などで、名前を知られるようになり、以前からは彼の色んな作品が復刻されたりはしていますが、もちろん、そんなモノは氷山の一角です(笑)。1960年代から、それこそビックリするくらいの量の仕事をこなしていて、それこそメジャー系のシャンソンから、正体不明のアフロ物まで、色んなことを器用にこなしつつ、自身でもバンド活動していたりと、調べて行くと本気の職業作家さんであることが分かりますが、彼の場合、とにかく仕事のクオリティの高さがハンパ無い、です。特に彼が手掛けた『ライブラリー・ミュージック』を呼ばれる世界の作品は、ワリとエグい内容の物が多く、古くから海外のコレクターやDJ諸氏にカルト人気を誇って来ています...。ね?

そもそも『ライブラリー・ミュージック』って何よ?って話ですが、これは簡単に&乱暴に言ってしまうと、放送のプロの皆さんが使う為のBGM専用の音楽です。詰まるところが、TVやラジオのバックで流す為の音楽、例えばニュース番組の出だしの音楽とか、格好良いのがあったりしますよね、ああいう所謂ジングルと呼ばれる、短いフレーズを抽出したような楽曲も、基本的には『ライブラリー・ミュージック』を使用していることが多く、実は、ここ日本でも、さりげなく海外のライブラリー音源がTV番組とかで使われていたりします(そんなことに気付いてしまって、「あ、これ、◯◯の曲だ〜」、「確かアノ盤に収録されてたなぁ〜」とか、TV観ながら考えるようになってしまったらもう中毒です(笑))。あと、以前巷で言われていた『ライブラリー音源』は、ライセンス・フリーと言うのは大ウソです。むしろこれは、ライセンス・ベースの音楽です(笑)。レコードやCDはあくまでも"器"です。ライセンスはかなり厳しく管理されています(この手の業界内、プチ都市伝説みたいなの、沢山ありますが、良く聴くのが「サンプリングは8秒まではOK・説」。これも...、ウソです...。ま、詳しくはその内ネ)。

とまぁ、話が逸れましたが、ヤンコ・ニロヴィッチ (Janko Nilovic)氏はハンパ無い数のライブラリー音源を手掛けていて、中には

「なんじゃこれー!!」

ってなるくらいに格好良い作品があって、本日はその一部をドドッと特集してしまった訳です。

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そう、つまり、世の中にはその名前はそんなに知られていないけど、本当にスゴい才能が幾らでもいらっしゃるのです。そして、そう言うアーティストや作品たちを発掘してくるのが、デシネのバイヤーさんのお仕事なんです(ただ単に、自分がそう言うモノに出会いたいだけ、と言うのが本音ですが(笑))。うーん、良いお仕事ですね。ま、でも、正直言って、決して儲かるような商売では無いです(=絶対に儲かりませんので...、そんなモノです)。

ちなみに、本日の『ヤンコ・ニロヴィッチ特集 (Super JANKO Impressions)』の中でもオススメは、

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Janko Nilovic and Dave Sucky (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Vocal impressions [M.P. 33 509] (Used LP)

かな?これはホントに珍しい盤ですし、特に今回の盤は状態が恐ろしくキレイ!ほぼ未使用盤なんじゃないかと?もう、どう考えても40年以上も前のレコードとは思えません。ところで、なんでこれがイチオシかと言うと、この『Vocal impressions』と言う作品、ライブラリーのクセに、なんと3回もジャケットが変わっているのです...。一体どういうことさ??当時、どれだけ需要があったのでしょうか...。うーん、奥が深い。ちなみに、以下の2枚がそのジャケ違いVer.ですが、ホントにショックなくらいデザインが秀逸です(一方は再発された時にも採用されたジャケットですが、恐らく2ndプレスです...。そして、この2ndプレスにも、実はほぼ同じだけど微妙に(いや、微妙じゃ無いかも)デザインが違うジャケットが2~3種類存在しているんですが、今日はそこは割愛。)!

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Janko Nilovic (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Vocal impressions [MP 08] (Used LP)

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Janko Nilovic (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Vocal impressions [MP 08] (Used LP)

余談ですが、実はこの『Vocal impressions』には厳密には収録曲が微妙に違うコマーシャルリリース盤(一般に市販された盤)も存在します。今回はそれは見つけれませんでした(笑)。っていうか、ボクも2~3回しか見たこと無いので、下手したら、それが一番レアかも...。

そして、ボクが個人的に愛して止まないヤンコ先生の作品はコチラ、

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Janko Nilovic Featuring J.-P. Alarcen (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Supra pop impressions [MP 16] [Original] (Used LP)

20年くらい前に初めて「Electric Days」と「Roses and revolvers」を聴いた時は、本当に(心の中で)「神か?」と思いました。あとついで、「一体誰がこんな格好良すぎる曲をBGMに使うんだ?」とも思いました(笑)。格好良すぎてムリでしょ...。

ま、言うまでもなく他の作品も本気で格好良いものばかり集めていますので、是非お試し下さい。今回入荷の盤たちは、かなり状態が良い物が多いです。あと、調べてもらえれば分かりますが、海外でも軒並み高額です。合わせて『Janko Nilovic - Last impressions "Duo" (Original + Remixes) (New CD)』、『Janko Nilovic (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Soul impressions (ソウル・インプレッションズ) (New CD)』、『Janko Nilovic (ヤンコ・ニロヴィッチ) - Chorus [MP 34] (コーラス) (New CD)』などのCDも入荷しているのでCD派の皆さまも是非!

デシネ・ショップ、本日の音楽ソフトの出品一覧



では、ここまでは、マルヤマが担当でした。ここからはアンサンブル・デシネからのお知らせ、梅田にバトンタッチします。

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こんばんは。ここからのアンサンブル・デシネ(アパレル部門)の出品のお知らせは、梅田が担当させていただきます。どうぞ宜しくお願いします。本日ご紹介するのは、昨日に引き続き、ノルウェー生まれのマリンウェアブランド『Helly Hansen (ヘリー・ハンセン)』のアイテム(軽くて温かなウールのチュニックワンピース)と、新しくご紹介するスペインのバスク地方中心部、サン・セバスティアンで設立された、サーフ/ファッションブランド『TWO THIRDS (トゥーサーズ)』のプルオーバーです。


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まず、『Helly Hansen (ヘリー・ハンセン)』のウールのチュニック・ワンピースは、ウールの保温力に加えて、ポリエステルやアクリルを混紡しているので洗濯時も乾きが早く、軽く柔らかな着心地が特徴です。カラーは、アイボリーとネイビーの2色です。どちらもワンピースとして一枚でも着ていただけますし、パンツと重ねても楽しめます。明るいストールなどと合わせてもステキですネ。



アイボリーは、パッと明るく軽やかな印象です。

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Helly Hansen (ヘリー・ハンセン) - L/S Wool Tunic (チュニック・ワンピース) (Ivory)




ネイビーは、落ち着いた印象ですが白のボタンがアクセントで利いていて可愛いですね。

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Helly Hansen (ヘリー・ハンセン) - L/S Wool Tunic (チュニック・ワンピース) (Helly Blue)



次にご紹介するのは新紹介のブランド『TWOTHIRDS (トゥーサーズ)』、という名前のスペインのバスク地方中心部、サン・セバスティアンで設立された、サーフ/ファッションブランドです。今回ご紹介するアイテム『TWOTHIRDS x Saint James』は、フランスの老舗『Saint james (セント・ジェームス)』とのコラボによるプルオーバー・ジャケット(マリン・パーカー)で、深いネイビーの目の詰まったコットン素材で作り込まれており、最初は張りがありますが着ていくうちにどんどん体に馴染んでいきます。

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TWO THIRDS (トゥーサーズ) - Saint james (プルオーバー) (Navy)





店頭では、『Helly Hansen (ヘリー・ハンセン)』のコーデュロイパンツ、『FILEUSE D'ARVOR (フィルーズ・ダルボー) 』のバスクシャツ、『Startas (スタルタス) 』と合わせてみました。 『TWOTHIRDS (トゥーサーズ)』のアイテムは、他にもありますのでこれからどんどん紹介して行きますね。


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Helly Hansen (ヘリー・ハンセン) - Corduroy pants (パンツ) (White)

FILEUSE D'ARVOR (フィルーズ・ダルボー) - Brest (ボートネック・バスクシャツ) ( Ecru/Rouge)

Startas (スタルタス) - Original Blanche (スニーカー) (White)

『Helly Hansen (ヘリー・ハンセン)』の出品一覧

『TWO THIRDS (トゥーサーズ)』の出品一覧

デシネ・ショップ、本日のアパレル・アイテムの出品一覧


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渋谷のデシネ・ショップの実店舗は、明日の11/16(月)は16時から営業しています。実店舗では、レコードもお洋服も、オンラインに出品する前の商品をいち早くチェックすることができます。本日の『ヤンコ・ニロヴィッチ特集 (Super JANKO Impressions)』も、デシネ・ショップ・オンラインでご紹介する前に、店頭で売れてしまった作品がいくつもありました...、スミマセン。ので、まずは店頭へお越し下さい。オススメのアイテムをたくさん揃えてお待ちしております。

梅田

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『dessinee shop (デシネ・ショップ)』は、東京・渋谷の鶯谷町に実店舗を持つ、レコード/CD、アパレル、雑貨などのセレクトショップです。ジャンルの垣根無く、"これはイイ!"と感動したアイテムばかりを世界中からじっくりと選りすぐっています。店舗は渋谷駅から代官山方面へ徒歩7分ほどの立地ながら、とても静かでゆっくりとお買い物を楽しんでいただけます。

Hi, We're "dessinee shop" at Shibuya, Japan. We're an unique concept store that retail only "Items" we felt true impression from such music, clothing, goods or other well designed items from all over the world. Our store is just 7 mins by walk from Shibuya station, and in a very quiet place, perfect for slow shopping. Please visit us to share pleasure with us.

デシネ・ショップ (dessinee shop)

150-0032 東京都渋谷区鶯谷町17-7 Tel 03-6873-4062
17-7, Uguisudani-Cho, Shibuya-Ku, Tokyo, 150-0032, Japan +81 (0)3 6873 4062

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2015年11月15日 19:00