pdnote 20121215 プロダクション・デシネ 10周年のお知らせ [10th anniversary for "production dessinee"]
こんばんは、ちょっとご無沙汰しておりましたがプロダクション・デシネのDこと、ディレクターです。もう一度こんばんは。
さて、ご無沙汰している間に、色々と動きがありまして、最近では何と言っても『プロダクション・デシネ』が発掘してきたコロンビアのバンド『ムッシュ・ペリネ (monsieur Perine)』の第16回ラテングラミーの「新人賞」受賞やら、タワーレコード渋谷店さまでの『プロダクション・デシネ "アジア"フェアー』の開催やら、同じくタワレコ渋谷店さまで、11/25(水)発売の韓国のバンド"秋休み"の展開や、さらっと来日してしまったインドネシアのアディティア・ソフィアンのライブが最高だったことなどなど、色々とニュースはあるのですが、なんと、普通に考えたらわりと重要なことをすっかり忘れておりまして、それは何かと言いますと...、
なんと、なんと、2015年11月を持ちまして、いつの間にか、
『10周年!』
を迎えていました...。
ええ、そうです、「忘れんなよっ!」って話です(笑)。が、Dがその事実に気づいたのは、まさにその二日前のことでした(笑)(しかも海外出張の直前だったので、何度か"無かったことにしよう"かと迷いましたヨ...)。普通の会社さんだったらもう減俸モノですが、ま、その前に誰もあまりそう言うことを意識していなかった、と言うことなのでヨシとしましょ。でもまぁ、気づいちゃったから仕方ナイ。大慌てですが、何かやりましょう、ってことになりまして、『プロダクション・デシネ』の日本国内の配給会社として、レーベル設立当初からほぼ全てを丸投げさせて頂きつつ、ガッツリお世話になっている『Vivid Sound』さんの協力を得て、全国の親切な店舗様で、色々と『プロダクション・デシネ 10周年フェアー』を展開して頂けることになりそうです。良かった〜。
『プロダクション・デシネ 10周年フェアー』に関しては、12/23(水)に発売開始の予定の、
◯ キャリック (Carrick) - ハイパーカラー (HYPERCOLOR) [PDCD-170]
◯ プッシュ・キングス (Push Kings) - ナンバー・ワンズ [The best of Push Kings] (Number Ones) [PDCD-168]
◯ エヴリバディ・エルス (Everybody Else) - エヴリバディ・エルス (Everybody Else) [PDCD-169]
◯ エヴリバディ・エルス (Everybody Else) - ワンダーラスト (Wanderlust) [PDCD-179]
の4タイトルの同時リリースに合わせて、タワーレコードさまとHMVさまの一部店舗での開催となりそうです。もちろん、当社の販売店『デシネ・ショップ』さんでも大規模なフェアーが行われますヨ!フェアー期間中に対象商品をご購入頂くと、『ノベルティ』がもらえる感じのフェアーになりそうですが、詳細や、実際のフェアーの展開状況など、ニュースが入り次第こちらでも随時ご紹介させて頂く予定です。ご面倒かも知れませんが、是非とも上記店舗へと脚を運んで頂き、お求め下さいますようお願いします。
あと、上記フェアーに先駆けて(...、あ、もう明日とか明後日の話ですね(笑))、12/17(木)には『プロダクション・デシネ 10周年』のお祝いパーティーも、ものすごくささやかに行われます。
▶︎ musique dessinee 20151217 a Tokyo, at "Bar Music"
▶︎ musique dessinee 20151217 a Tokyo, at "Bar Music" [Facebook]
こちら、元々は「デシネ・ショップ」さん企画で普通に開催されるはずだったパーティーなのですが、まぁ、何とも奇遇なタイミングだったので、ちょっと便乗させて頂いております。そんな訳で、会場も「デシネ・ショップ」さんや、『プロダクション・デシネ』のオフィスからも近くの"Bar Music"さん(渋谷駅からはさらに近く、徒歩数分です)ですので、どうぞ気軽にお仕事帰りに一杯やるついでにステキな音楽も楽しみにご来場下さい。平日の夜ですが、気持ちよく揺られましょう。ちなみに、ご来場下さった皆様には、もれなく粗品を進呈する予定です。お楽しみに。
と言う感じで、いつも、いつでも後手後手に回っている感じの「プロダクション・デシネ」のDですが、その通りです、否定しません(笑)。そんなDともども、「プロダクション・デシネ」を今後とも何卒宜しくお願いします。最後になりますが、10年前に『プロダクション・デシネ』の最初のカタログとして同時発売された2タイトルは以下の2枚です。
◯ Charlie Hearnshaw Quartet (チャーリー・ハーンショウ・カルテット) - So Slam It ! (ソー・スラム・イット) [PDCD-001]
◯ Pierre Maizeroi (ピエール・マイゼロワ) - Salsa (サルサ) [PDCD-002]→[PDCD-013]
ま、当然のことですが、どちらのタイトルも、10年経った今でも声を大にして『最高です!』って言えてしまうくらいの名作であると自負しています(前者は「Once or Twice」、後者には「Leve Leve」と言う、もう一生モノ・クラスの名曲が収録されていますよー)。そして、これだけ書かせて下さい。「プロダクション・デシネ」の企業努力のキモは、これらの最初期の作品ですらも、
"廃盤とならず、今でもちゃんと欲しいと思って下さる方が定価でご購入できる状況をキープしていること"
にもあります。地味なことですし、当たり前のことと思われるかもしれません。が、当たり前のことがいつの間にか当たり前でなくなるのが世の常です。気づけば廃盤、なんて、もはや業界のスタンダードです..。そしてそのサイクルはご存知のように早まる一方(自分たちで自分たちの首を一所懸命絞めてるだけって気づいてるんでしょうか(笑)?)...。自分たちが好きな音楽に対して、最大のリスペクトを払うと言うことは、何も言葉で持ち上げるだけではありませんし、安いCDを大量に売りさばくことでもありません。正解がどこにあるのか?そもそも何が正解なんてわかりませんが、もしかしたら、こうした地味で当たり前のこと、ベースとなることをコツコツと続けることにもちゃんと値打ちがあるのでは?とか、たまにはマジメなことも書いてみたりしました...。
では、これからも誰からも期待されないリリースを続けて行ければ嬉しいなー、と思います。もちろん、リリースそれ自体が目的ではありません。「Good Music」と「Fantastic Something」を求める皆さんを「おおっ!」って言わせて、感動の渦に引き摺り込むことこそが、我々のミッションなのです、たぶんネ。だって、単純にそう言う作品に出会えた時こそウレシイじゃないですか?ボクなんて、それしかナイですヨ(笑)。
D